
平成15年11月16日鹿児島県奄美市にて、帰宅しようと交差点を横断中、飲酒運転の車にひき逃げされ、その一週間後の11月23日に私の大切な息子隆陸(たかみち)は、24歳という若さで、この世を去ってしまいました。
息子のいのちと引き換えに浮上した法律の矛盾を正すため、母は9年の歳月を費やし、全国で署名活動を展開しながら闘ってきました。これは、飲酒運転で人身事故を起こしたら、救急車を呼ばずに逃げたほうが罪が軽くなる。といういわゆる「逃げ得」を認めないための法律の改正を求めるための闘いでした。
その結果、平成25年、11月20日に国は大きく動きました。ついに法律は改正され平成26年5月20日に施行されたのです。
全国民の皆様方の、「飲酒ひき逃げは殺人だよ。」という言葉に背中を押され闘い続けることができました。
本当にありがとうございました。
これからは、新設された自動車運転死傷行為処罰法の、危険運転致死傷罪や過失運転アルコール等影響発覚免脱罪の適用がうまくなされることにより飲酒運転や、飲酒ひき逃げで命を奪われる人がなくなるように見守っていきたいと思います。
新法施工後の悪質事故の刑罰について ※画像クリックで別ウィンドウで拡大表示されます

