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お知らせ
9年間の想いを国会で訴えてきました
投稿日時: 2013-06-25 (640 ヒット)

9年間の思い国会で 国東市の佐藤さん

[2013年06月22日 10:24]






衆院法務委員会で意見陳述する佐藤悦子さん=21日、衆院分館

 2003年に息子を飲酒運転の車にひき逃げされて亡くした国東市武蔵町の佐藤悦子さん(61)が21日、悪質運転による死傷事故の新たな刑罰を定めた新法案を審議している衆院法務委員会で意見陳述し、飲酒ひき逃げの“逃げ得”を許さないための罪が盛り込まれたことを「私たち(遺族ら)が長年、訴え続けてきたものが実を結んだ」と評価した。一方で「新法案も抜け穴がふさがっていない」と改善を求めた。新法は秋の臨時国会で成立する見通し。

 「飲酒・ひき逃げ事犯に厳罰を求める遺族・関係者全国連絡協議会」の共同代表として、京都府亀岡市の集団登校事故の遺族らとともに参考人として出席。傍聴席には全国から同じ境遇の仲間が集まった。
 03年11月に亡くなった次男隆陸(たかみち)さん=当時(24)=の写真を首から下げて臨んだ。「飲酒運転で人身事故を起こした加害者が、自己保身のために逃走してしまうケースが後を絶たない。国が法律の不備を見逃した結果に他ならない」と指摘。
 新法案は、逃げ得をなくすための「過失運転致死傷アルコール等影響発覚免脱罪」の新設がポイントの一つで、逃げ得が明確にうたわれた点は「感謝している」と述べた。
 ただ、適用対象は「アルコールや薬物の影響の有無または程度が発覚することが目的」で逃げた場合と規定。「『怖くなって逃げた』『ぶつかったのは人間と思わなかった』と加害者が主張したらどうなるのか」と懸念も示した。
 同罪の最高刑は懲役12年。危険運転致死傷罪(最高刑・懲役20年)や、同罪の中で1ランク下の規定(同15年)と比べて低く、「逃げた方が軽い刑罰で済まされる可能性があると示唆していないか。20年を超える刑にした方が、逃げても得にならないというメッセージが明確に伝わる」とした。
 委員会後は「9年間の思いの丈を話せた。活動が無駄ではなかったと、初めて思えた」と感想。「参考人の意見を踏まえ、いい方向に変えてほしい」と望んだ。

全国の仲間と訴える
 「免脱罪」など罰則強化の背景には、遺族らの強い思いがある。
 「逃げ得が許されるのはおかしい」。佐藤悦子さんが「飲酒ひき逃げの厳罰化」を求め署名活動を始めたのは2004年。逃げて時間がたてば事故時のアルコール濃度の立証が難しく、重い罪に問われないという「法の矛盾」を思い知ったからだ。飲酒運転で次男隆陸さんをひき逃げした男も、刑罰が重い危険運転致死傷罪には問われなかった。
 「自分が出した求刑に文句を言われたことは一度もない。逃げ得というのなら、署名活動でもして法を変えなさい」。検察官の言葉は今も忘れないという。
 各地の街頭に立つうち、全国の仲間とつながった。05年に協議会を結成。これまで法相に提出した署名は累計60万人分を突破した。「飲酒ひき逃げは殺人と同じだよ、という声に背中を押されてきた」
 国会での意見陳述は10日ほど前に決まった。原稿を書くのは、事故当時のことを思い返しつらい作業だったが、「仲間の代表として、皆の気持ちが入るように頑張った」という。
 今後は新法案の成立を見届け、隆陸さんが亡くなって10年になる11月に奄美で「生命(いのち)のメッセージ展」を開く予定だ。

<メモ>
 佐藤悦子さんの次男隆陸さんは2003年11月16日未明、赴任先の鹿児島県奄美大島で飲酒運転の男=当時(19)=の車にはねられ、1週間後に亡くなった。男は逃走し、事故から約4時間半後に警察に出頭。佐藤さんは最高刑が懲役15年(現在は20年)の危険運転致死傷罪での立件を求めたが、検察は「飲酒で正常な運転が困難だったとは認められない」として適用せず、男は道交法違反などの罪で懲役3年の判決を受けた。既に服役を終えている。

http://www.oita-press.co.jp/localNews/2013_137186445669.html


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Copyright © 2006 「父と同じ道を歩んでいた...」 飲酒・ひき逃げ事犯に厳罰化を求める遺族・関係者全国連絡協議会